溶連菌(ようれんきん)の潜伏期間について
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溶連菌の潜伏期間は、48〜72時間です。
感染力が強いので、
家族内に溶連菌感染症がいる場合80%感染します。
また、溶連菌感染症は飛沫感染といって、
唾や鼻水の飛び散りで感染します。
喉の痛みや高熱、発疹といった目立った症状が出る前に
口移しや箸の共有、飲み物の回し飲みなどを行うと、
溶連菌が移る可能性があります。
また、通常は潜伏期間2日〜3日を経た後
ペニシリンなどの抗生物質の服用で3〜4日で完治しますが、
自己判断で薬の服用を中止すると
溶連菌感染症の細菌の毒素によって引き起こされるリウマチ熱、
急性糸球体腎炎などの合併症が2週間から3週間で現れます。
リウマチ熱、急性糸球体腎炎などの合併症が起こると、
治療は長期化し、入院が必要となる場合もあります。
また、合併症が完治した後も定期的な検査が必要となり最悪の場合
腎炎が慢性化してしまい、一生病気と付き合うことになります。
潜伏期間に料理を通して感染する場合もあり、
経口感染によって集団食中毒が起こった事もあります。
予防は、手洗いうがいをする事。
溶連菌は、アルコールや次亜塩素酸ナトリウム、ポビドンヨード、
逆性石けん液などほとんどの消毒薬が有効です。
何でも口に入れてしまうお子さんがいる家庭では、
一日の終わりにオモチャ類をアルコールで拭くなど消毒すると予防になります。
口に入る物やタオルの共有を避け、菌の感染を防ぎましょう。
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