溶連菌感染症の症状「発疹」
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溶連菌感染症の発疹は、細かい粟状の発疹が特徴で
全身が鮮やかな紅い色の発疹に包まれます。
発疹は、皮膚表面だけではなく咽頭や舌にも見られます。
回復期には、手足の皮がむけるのが特徴です。
溶連菌感染による発疹の場合、
抗生物質服用による副作用と思いこみ、
保護者が自己判断で抗生物質の服薬を中止してしまう事があります。
抗生物質の服薬を自己判断で中止すると溶連菌が増加し、
リウマチ性熱や、急性糸球体腎炎を引き起こす可能性があります。
通常だと4〜6日で症状が治まり、
完治するまで抗生物質の服用をします。
病院によっては、症状が治まった後も溶連菌の検査を行い、
菌の様子を見て完治と診断を下す所もあります。
3歳以下の溶連菌感染の場合、
発疹が現れず喉の痛みや鼻水程度の症状にとどまることが多く、
ただの風邪と間違えてしまう事もあります。
また、粟状の発疹が出ると同時に、いちごのように赤い舌のブツブツが出て
目の充血や、リンパ節の腫れが現れた時には、溶連菌感染だけではなく
川崎病を疑います。
3歳以上の子供の場合、全身の発疹と苺舌以外に咽頭の発疹が見られます。
咽頭の発疹は、膿を持ったブツブツとした発疹が特徴でインフルエンザや
アデノウィルスの咽頭発疹のように出血を伴う事はありません。
酷い腫れと痛みがあるので、
喉に負担のかからない食事と口腔ケアをしてあげるといいでしょう。
喉が痛くて水分が取りにくくなるので、脱水に気を付ける必要があります。
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